第二回債権者集会について ⑥前代表者との関係について
昨年3月8日に大津綾香が本党の代表・党首に就任して以降、そのもとで本党が行なってきた支出について、破産管財人が設けた項目ごとに調査・確認の状況等の報告がなされました。
一方で、この間に前代表・会計責任者であった立花孝志氏が不正に流出させた資金については、同氏に対して本党が保有している3.5億円の貸付金(本党が有する最大の債権)に関連し、「立花孝志ひとり放送局株式会社から債権者届出がなされていることも含めて、慎重に対応する」との言及があったのみであり、例えば、以下のような問題のある事案が放置されるなど、破産財団の形成上、非常にアンバランスな対応がなされているとの印象を受けています。
ⓐ立花孝志氏が大津綾香に引き継ぐべき、会計上の小口現金について確認・報告されておらず、なされるべき返金請求が行われていないこと。
ⓑ立花孝志氏が引き継ぎを拒んでいた3月8日以降の三菱UFJ銀行の口座などからの支出が確認・報告されておらず、なされるべき返金請求が行われていないこと。
ⓒ三菱UFJ銀行から(党とは無関係な)公共料金等の支出が行われていた旨の報告がなされたがそれら流出資金についての回収手続きが行われていないと思われること。
ⓓ立花孝志氏が不正に所持していた党のクレジットカードからの支出が確認・報告されておらず、なされるべき返金請求が行われていないこと。
ⓔ借受賃貸物件について、3物件の明渡が済んだ旨の報告がなされ、これに伴い賃貸人への支払い(約200万円)が生じたことが説明されたが、当該費用を含め、それらの物件を不当に占有していた入居人らに対する費用請求がなされていないこと。
ⓕ上記などを含め、代表権争いの過程で立花氏が不正に資金を流出させていた事実について、供託金を流用していたことの他に、一切の調査・報告等が行われていないこと。