2023年3月29日の緊急会議の際に、大津党首は十数回も辞めると言ったにもかかわらず退任していないと立花孝志氏は主張されています。退任を口にした経緯と、その後の経緯についてご説明下さい。

 党首就任以降、党務に従事する中で、財務状況があまりにも不透明であり、資金管理に説明のつかない点も多く見受けられたため、党の財政に何かしらの問題が生じているのではないかとの疑いを抱き始めました。その最中、政治家女子48党候補者の選挙資金を捻出するために企画した政治資金パーティーによって、取り付け騒ぎが起きているという真偽不明の問題が浮上し、代表権の返還を求められました。その件に関して、当時の事務局・会計責任者であった立花氏やその他の役員と協議を重ね、書面での代表権移転契約を再三望みましたが叶いませんでした。そして、立花氏によって急遽開催された3月29日の緊急会議の際に、辞任の意向を口頭で表明したことは事実ですが、その場で結論や手続きには至らず、会議終了後に期日の定めなき返答の猶予をいただきました。その後、話し合いの場を設けるための調整は不調に終わり、党内の人事や財務状況を把握するための会計帳簿等の閲覧を当時の担当者や職員に拒否されるなどの深刻な状況が発生しました。このため、就任後から抱いていた疑いはさらに強まり、当時の党運営関係者との協議を重ねる中で、国民のためにこの会計不正の問題を明らかにすることが自身に課せられた使命であると考えるに至りました。党は現在、破産手続きに関する重要な局面にあり、党首としての責任を全うするため、引き続き代表権を保持して関連訴訟の進行中です。この決定は、党の存続と債権者の利益を守るための慎重な判断によるものです。本党は、この困難な状況を乗り越え、政治の透明化と国民の利益を守るという本来の目的に向けて、引き続き努力してまいります。
 なお、立花氏が提訴した代表権書き換え裁判(令和5年(ワ)第70466号)は、3月21日に東京地裁により大津党首の主張が全面的に認められ、立花氏の請求を却下、裁判費用は全額原告立花氏の負担とする判決が出ています(10月12現在、立花氏は東京高裁に控訴中)